ゆきうた

 

メーカー
フロントウイング/Survive
発売日
2003/12/19
プレイ時間
2日
CD
入れずにプレイ可能
BGM
CDオーディオではない
スキップ
選択肢後自動スキップあり一部なし
既読あり
アンインストール
CDを入れずにアンインストール可能
バックグラウンドでの動作
スキップ解除しない
CPU利用率100%ではない
攻略参考
http://finalion.jp/

はじめに

メーカー自体は安心。

シナリオ

全体のシナリオ自体は、過去作品のテンプレート的な物の臭いが多少した。個別ルートに入っていけばそれほど気にはならないとは思う。妹が毎日?切り替え?で毎回ぼけつっこみを繰り返すというか、そういうのが、あったり。嫌ではない。

エンディングが各シナリオたいしたことがない。切るところが悪いのか、ハッピーなのかバッドなのかはっきりしないからなのか、というか、エンディングがない方が面白いというかそんな感じがする。エンディングというのは終盤後半も含まれます。

藤見雪那。必要以上に本当にラストで痛々しくなる。痛い系というのだろうか。シナリオで、やっべー起伏なさすぎた???から追加しとく??的な印象で突然、ラスト一こまでおかしくなる。そういうのを回避または救済の道が当然のごとくあろうかと思われるのが、エロゲの予定調和だろうと思うが、切り捨てやがった。バットエンドで登場するならわかるが、普通のエンドでこれはありなのか?という感じがあるし、なにより痛い。個人的には、こんな終わり方では痛いだけで大して面白いとは思わない。いたずらに痛いシナリオのせとけ的な臭いがして、不愉快感の方が強いかもしれない。それでも序盤中盤終盤までは良かった。比較的飽きなかったし。多少選択肢でこけたがまあよかった。数学の天才的な伏線を用意してるのに、すっかり触れられないで、彼方に消え去ったのは、もったいないと思う。

青嶋摩尋。やはり、序盤中盤終盤までは、まとも。大絶賛するほど面白いわけではないが、シナリオの練り具合というか、つまらなくてとばす衝動部分があまり無いと思う。エンディングがやはり面白くはないと思う。シャクが短い印象を受ける。あと3/1程度増やして極道方面の絵シナリオも欲しかった。

長谷川菜乃。予定調和系の妹シナリオだが、まあ、それでも、よかった。飽きたという人もいるかもしれないそういう展開。しかし、話し方諸々でカバーして何とか良い具合に仕上げている感じがする。扱いが大きい割には、そこまでのシナリオではない。コスプレでもするのかと思いきや、ゲーム趣味というだけの伏線を張りまくって、具体的な物は一切無いのはいかがな物か?。

今井由紀。突然脈略もなく現れるのだが、他のキャラとの絡みは他のキャラルートからは見えない?。扱い自体サブキャラか?とも思いきや、実は、「雪」関連でなぜかメインヒロイン級なのはどうしてだろう。シナリオもメインヒロインといっても差し使い得ない出来だと思う。

蓮田弘美。なんだかわからないけど、これはすごい。今までのは軒並み、クソエンディングだなと思ったけど、これは本筋っぽいシナリオで、終盤がよく考えられていて面白かった。

これは非常に珍しい構成だ。「由紀」「弘美」が話の本筋っぽい流れになってる。両方ばりばりの脇役の配役っぽい登場の仕方、扱いだろうというのは、間違いないと思っていたが、どうやら違った。驚かせる効果はあるが、それに意味があったのかと言われると疑問だが。

また、「雪那」「摩尋」「菜乃」は脇役とは思えない物の、配置以外を考えたシナリオの質的な部分では、明らかに脇のようなエンディングがちょっと中途半端というか、あんまり面白くないという感じのものばかりだった。

学園物テンプレートには、ちょっとなさげな展開だった気もする。ただ、面白い改良だったか?と言われれば一発芸的な物だろう。カモフラージュは完璧だった気がする、「弘美」がメインかよとは一切思えなかった。

音声

妹のくせのある声に、最初はとまどったが中毒性がある魅力にかわった。

BGM

音楽は、余りよい物ではない。このメーカーの過去作品では、案外気に入る音が利用されていたが、今回はかすりもしない。多少OPが良いかもしれないとは思ったけど、たいしたことはない。

エロい

印象は良い。裸より立ち絵の方が魅力的という感じはした。

それほど多いわけでもない。

弘美はなんで制服持ち出したのに全脱ぎしかないの?これってありえないだろ?ファンディスクかなんかで補完ですか?

システム

簡素で困ることはない。

セーブをすると表示される各シナリオのタイトルっぽいのがちょっと目を引いた。

特徴

総じて終盤後半からのシナリオがつまらないというか、合わないというか、そういう印象。

ただ物語としての中核弘美シナリオは別格。上記を補完してほぼ完璧だと思う。

まあ、出来としては上々だが、足りないところも結構あるかも。

何となくプレイを中断するような隙が無く、すっぱりプレイ出来るので何となく良い。